htnki’s diary

たまには叫びたい事もあるさ

お隣の話

お隣と言ってもご近所の人の話ではない。

 

『お隣にできるなら何が嫌か』

という話だ。

 

最近話題になっている南青山の報道で色々考える事があった。

 

所謂、南青山の児相建設問題に関しては「反対派は何頓珍漢な事言ってんだか」という世間の大多数と同じように思ったし、なによりも我が家には全く関係のない話なのでどうでも良いと思っている。

 

さて、実は以前我が家のご近所にも似たような案件があった。

近くに消防署が建設されるという案が市議会で通ったのだ。

消防署といえば地域の安全のために必要不可欠なものである一方、24時間体制のため夜の騒音が問題視されることがある。

 

通っていた近所の美容室のオーナーは『絶対に煩くなる!』と断固反対のようだった。

古くからの住民も同じような意見である。

『なぜこんな交通の便が悪いところに!』と。

 

街の最新鋭の設備が我が家のすぐそばにできることをなんとなく喜んでいた私は内心驚いていた。

そうか、煩くなるのか。夜寝ていてもサイレンで起こされるようになるのか。と。

騒音等の要因で地価が下がることも考えられるらしい。

そう言われると建設に反対したくなる。

まぁ、もう市議会で承認されちゃったし。と諦めてはいたけれど、改めて考えさせられたのだ。

 

しかし結局、私は反対運動をする事はなかったし、反対を表明する事はなかった。

 

 その当時の消防署は非常に古く市の規模に対して小さく狭くもあった。

いずれは移転立て直しが必要なことは素人目に見ても明らか。

『その時消防署は必ず誰かの家の隣にできる。』

隣でなくても民家がご近所にない場所などそうそう無いであろう。

だから、近くに消防署ができるのは致し方ないのだ。

砂埃や騒音で問題になりがちな保育園だって、救急車がよく来る老人ホームだって病院だって誰かの家の隣だ。

逆に消防署という緊急システムを市民として使っていたならば『今まで消防署のお隣に住んでくれた人ありがとう』と言わなければならないのだ。

 

そう考えたらなにも消防署如きに反対する理由が無いことに気がついた。

我が家の隣に出来て反対すべきものはもっと他にある。

 

現在、我が家のご近所には真新しい消防署が建っている。

結果を言うとメリットしかなかった。

近くに救急車消防車が待機しているという安心感。

緊急車両が通るため優先的に整備される道路。特に冬場に必ず撒かれる融雪剤や除雪は本当にありがたい。

去年は新しいICが出来た。

高速通勤の夫は、毎朝車で1分のそのICから高速にアクセスしている。

子供達は保育園の時も小学生になってからも見学させてもらいに行っているようだ。

 

ちなみに夜中にサイレンで目覚めたことが無い。

我が家の隣の空き地にも続々と家が建ち始めている。

誰からも消防署に対する不満を聞いたことがない。